
1,000回以上のパーソナルヨガで
見えたこと
運動もマッサージも、全てが休養
2020年に一軒家yoga salon YUJをオープンし、パーソナルヨガを通してたくさんの人が少しでも ”良くなるように” と奮闘してきました。
痛みを取るために理学療法士を監修に招き、手技を入れ、緊張や疲れを取るために呼吸を深めたりマッサージもする。
心が曇ってしまった方にはカウンセリングを施してお話を聞き、なかなか良くならない慢性不調を腸活の目線からアドバイスする。もちろんヨガをして汗をかいて、やっぱり運動するとすっきりしますね!と喜んで頂く。
無我夢中でクラスを重ねる中で、いろいろな形で “良くなっていく” 皆さまを見てきました。
“良くなる” ということがあまりにも多岐にわたっていて、うちは単なるヨガサロンではないなぁという思いが強くなりました。
そんなときに休養という考え方がすべてを繋げてくれることに気づき、気づいたらもう一つ、もっと大切なことに気づきました。
元気になってもらいたいんだ」
ヨガとかピラティスとかマッサージとかリハビリとか。その垣根を超えて、ただ、元気になってもらいたい。そのためにはなんだってしたらいい。
パーソナルヨガやピラティスを提供していたyoga salon YUJは、こうして最適な休養を提案するリカバリーサロン「recovery salon YUJ YOGA」として生まれ変わりました。


その先にあるのが活力。
活力があるから、
なりたい自分になれる
パーソナルヨガで皆さまと接していると、こんなお話をよく聞きます。
「私ってだらしないんです。料理が好きでほんとは自炊してご飯も作りたいのに、仕事から帰ってくるとヘトヘトで。結局スーパーのお惣菜で済ませちゃうんです」
「得意なことがあってそれで起業してみたいんです。色々やろうとはするんですけどでもなんだかうまくいかなくて。また復職しようと思うんです」
「休みの日に趣味に没頭したいんです。でも休んでるうちに休みが終わって憂鬱な気持ちになるんですよね」
「生理痛がひどくて足もむくんでつらいんです。わたし結婚したいなって思うんです。でも恋愛もうまくいかなくて」
こう聞くと、どう思いますか?
言葉の前後には皆さま決まって、自分をだらしないとかダメとか、根性がないとかやる気がないとか覚悟が足りないとか、総じてそんなふうなことを言う。そしてみんな自分をなんとか変えようとしてみたりする。
物腰は柔らかくてもそんなふうな考え方がベースにあって、そんなふうにこぼす自分や誰かのことを、応援しているふうになって、追い詰めていたりする。
そんなときに私は、決まって皆さまにかける言葉があります。
みんな、元気がないだけです。痛かったり辛かったりしてもうヘトヘトで、
その先の活力が湧いてこないだけ。
ただ、それだけですよ。

あなたの心が弱いからじゃない。
だって元気があれば
なんだってできるから。
体力は筋力であることを知らない方は多くいらっしゃいます。ないのは気合でも気力でも覚悟でもなんでもない、ただ「筋力」なんです。
筋肉とは身体を鍛えている一部の人にだけ必要なものではありません。わたしたちがこの大地に立って、その重力に負けずに倒れずに歩いたり座ったりするために必要なものです。
歩いたり前に進んだりしゃがんだり起き上がったり伸びたり、メールを打ったりパソコンを叩いたりピアノを弾いたり、喜んだり悲しんだり涙したりキスしたりするときに、愛する人を抱きしめるときにも必要なものです。
食べて消化をして、排泄をして、血液を循環させて、息をして、生きるために必要なもの。
だからもしそれが、座りっぱなしの毎日の中で極端に弱ってしまっているのなら、動物のように野山を駆けていた頃の人間のありようとはかけ離れた生活を送っているのなら。
いろんなところの調子が合わなくなるのも悪くなるのも当然で、疲れてしまうのもあたりまえのこと。
そして疲労があれば活力がわかず、頑張れないのも無理はない。料理を作ること、趣味、起業、恋愛。どれもこれもとっても体力を使うことです。活力があってできること。疲労困憊の身体ではできない、イージーではない。
だから、あなたのせいではない、少なくとも心のせいではない。
顧みるなら、それは身体なんです。

動くために身体があるから
心のために
まず、身体を動かそう
身体ってすごくて、動くと良くなるようにできています。がんを代表するような病理や肩こりや腰痛などの慢性不調、関節炎やアレルギー、腸内のトラブルの多くは「炎症」との関連がみられます。
運動をすると、その炎症を下げるホルモンが出たりする。筋肉そのものには血流をよくする働きもあるし、痛みを抑えることもわかっている。幸せホルモンだってでちゃう。
「運動すると、すっきりするんですよね」
身体を動かして、関節を大きく動かしてじんわりと汗をかくと、心、ひいては脳にまで良い影響があります。感覚では、直感ではみなさんそのことを分かっている。
それなのに、よく知らない。知らないから、痛みに対して「動く」ということを選ばず、安易に薬を飲んだり塗ったりする。でもそれであんまり良くなってないのも、うっすら分かっていたりする。
それ以外の選択肢も、自分の身体のことも、実はあまりよく知らない。
でも安易にそうしてしまうのも、実は疲れているからかもしれないと考えたい。疲労があって、わかってはいるけど「運動」の選択肢をとれていないのかもしれない。
それなら、知っている誰かの助けがあったほうがいい。

自分の人生だから
セルフケアして活力をみなぎらせ、
明日を、夢を
毎日を輝かせる
YUJはヨガを通して、ヨガの内観という要素を通して、皆さまに自分自身の取扱説明書を増やしてほしいと思っています。
かたさも辛さも痛さもすべて、自分自身のもの。自分自身が自分に向けた、身体からのサイン。それは人に委ねるものではなく、誰かに確認するものでもないはずです。
ではその痛みや辛さや苦しみはどこからくるか。どうしたら楽になるのか。身体が発するサインである【痛みや疲労】は、どんな【休養】を処方したら快適になるのか。
そこはわたしたちがほんのすこしだけ、お手伝いできるかもしれない。忘れていた身体への感覚を取り戻すために、身体のプロとしてわたしたちが伝えられることがある。
そのお手伝いをするために、リカバリーサロンYUJ YOGAはあります。


サロンに通うみなさまが言うんです、ぜんぜん家ではヨガなんてできる気がしない、って。そして私はこう答えます。
「おうちでヨガなんて今はできなくっても仕方ないですよ。それは心身の疲労を取って元気になったその先のこと。活力があってできることだから」と。
そんな私にも、ヨガ講師として、YUJのオーナーとして、ささやかな夢があります。
かつてそんなふうに言っていた方が自分の部屋にヨガマットを広げちゃうんです。楽天かamazonで買ったのかな。購入ボタンを押すときはきっと、ちょっとだけ「らしくない自分」にドキドキしたはず。
そして毎日の生活の中で肩や腰がつらくなってきたら、身体のサインが出たら、マットに座ってちょっとヨガとか運動でもしてみちゃうんです。YUJで一緒にやったヨガや運動を。
あ、身体がちょっと楽になった!と、毎日の生活やお仕事を頑張れるようになる。セルフケアできるようになる。
そのうちにかつて通っていた整体やYUJに通う頻度も少なくなって、あ、きっとあの方は元気になったんだな、活力でなにかを頑張っているんだな、と私は思う。
そのときの私は、ほんのちょっとだけうれしい気持ちになって微笑んでいるはず。きっとそう、絶対に、そう。
そして、次に会うときには、たまにでいいから一緒にまたヨガをしたいな、なんて思う。
YUJはそんな想いをもって、皆さまのお手伝いをしたいと、今日も一軒家の片隅でサロンをオープンしています。


