コロナ禍で
日本中だけにとどまらず、世界中が翻弄され、苦しんだコロナ。私達の生活も、少しずつ落ち着きだしているのかなと思います。
だいぶ更新の間隔があいてしまいましたが、皆さんお元気でしょうか。
ヨガは、”より良い生活のため”にあるべきだと思っています。
たとえばヨガを深めたいからと頑張るあまり無理をして、ヨガのために生活があるようになってはならないし、ヨガでケガをして、生活に不自由さを感じてしまっては、まるで本末転倒です。これは世の中のダイエットや、健康のために行うすべてのことに当てはまるのではないかなと思います。
4月末から区営のスタジオが借りられなくなり、YUJ YOGA TOKYO のヨガクラスも開催できなくなりました。
未曾有の事態に、たくさんの人が不安になった中で、果たしてどれほどの人の生活のために、ヨガは必要だったでしょうか。
“深ーく呼吸して、頭の中をからっぽに”
これは、プラーナヤーマや瞑想時、そしてシャヴァーサナの際にお声がけさせていただく言葉です。でも、それが本当に難しい稀有な時代を私達は経験しました。
子供を持つ親として、まずは生活を成り立たせようと過ごした数ヶ月でした。ですから、オンラインでのヨガクラスも行いませんでした。
生活の営みが落ち着いてきたなと感じるようになってきた頃、自然と、みなさんと会いたいな、会って一緒に汗を流したいなと思うようになりました。私自身も我が家もコロナに対して悠長な方でしたが、おそらく少しだけ“安心”したのだと思います。
この感覚は、きっとほんとうに人それぞれですよね。しかし私達の人生は、生活は続き、健康への心がけに自粛期間はありません。
そんな気持ちから、ヨガサロンもそろそろオープンしたいと思っています。
心から安心して過ごせる生活があってはじめて、体のことに向き合ったり、アーサナを深めようと努力したりすることができる。そんな当たり前であるはずのことを、改めて感じた数ヶ月でした。