「プラーナヤーマ」とは?
プラーナヤーマは、サンスクリット語で
プラーナ(prāṇa)=生命エネルギー、呼吸 アーヤーマ(āyāma)=制御、拡張
という意味があります。
つまり、プラーナヤーマとは「呼吸を通して生命エネルギーをコントロールする技法」のこと。
ヨガの伝統的な呼吸法であり、ポーズ(アーサナ)や瞑想と並んで、心と身体を深く調和させるための基本要素とされています。
プラーナヤーマ・呼吸法の効果
1. 自律神経を整える
プラーナヤーマは交感神経と副交感神経のバランスをとる力があるとされており、「緊張がほぐれる」「心が落ち着く」などの効果が実感されます。
2. ストレスホルモンを下げる
プラーナヤーマにより、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が減少し、気分がすっきりします
3. 脳の働きが向上する
プラーナヤーマ中にアルファ波やシータ波が増加し、集中力upやリラックス状態が向上することがわかっています
→ 特に、朝のプラーナヤーマは「仕事のパフォーマンスや思考のクリアさが違う」と感じる人が多いです。
4. 睡眠の質が高まる
夜にプラーナヤーマを取り入れることで、入眠までの時間が短くなり、深い眠りが得られるということがわかっています
睡眠に悩まされている人の助けになるかも。
呼吸法のやり方
忙しい日々でも、ちょっとした隙間でできるのが呼吸です。
まずは、4秒吸って・4秒吐く、ここからはじめてみましょう。集中したいときは吸う息を長く、リラックスしたいときは吐く息を長くしてみるのもいいでしょう。
ゆったりとした呼吸を意識するだけで、心がふっと軽く、気持ちが頭がすっきりするのを感じられるはずです。
呼吸が変わると、人生が変わる
普段、無意識にしている“呼吸”が、こんなにも私たちの心身に影響を与えているなんて、ちょっと驚きですよね。
アスリートも軍人も大企業の社長さんなんかも呼吸法を日々の習慣に取り入れているそうですよ。
プラーナヤーマは、特別な道具も場所もいりません。
今日からすぐに、そして毎日できるセルフケアの習慣です。
気持ちがざわついたとき、疲れがたまったとき、自分にこう問いかけてみてください。
「ちゃんと、呼吸できてる?」
呼吸が入ったその瞬間から、心が少しずつ整い始めます。
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